札幌の香典の相場はいくら?

香典とは

個人への哀悼の気持ちを表すと同時に、残された遺族の負担を少しでも軽くしてあげようというものです。
香典の金額は個人や遺族との関係の深さやその人の社会的地位、自分の立場によって異なります。一般的には月収の3~4%と言われていますが、それはおおよその目安として基本的には周囲や相場に合わせるのが無難です。

地域によって香典の相場が違う?札幌の香典の相場はいくら?

また、地域でも大きく分けて東日本と西日本とで香典の相場が変わってきます。
では、なぜ地域により相場が違うのでしょう。
それは、「通夜ぶるまい」の有無が関わっています。
東日本では通夜の後、「通夜ぶるまい」と呼ばれる、遺族が参列者に料理を振る舞う風習があります。参列者が遺族や友人たちと料理やお酒を頂きながら思い出を語り合い、故人を偲びそれが供養になると考えられています。
対して西日本では通夜の後、「通夜ぶるまい」はなく、親族などの近親者のみで食事の席を囲みます。
この参列者に料理を振る舞う「通夜ぶるまい」の有無で、あらかじめ用意する料理の金額が大きく変わってきます。
下記のように、東日本では「通夜ぶるまい」があり西日本と比べ香典の相場が高くなっています。対して、西日本では、参列者への接待がかからない分、遺族の負担が少なくなり香典の相場が少ない傾向にあります。

みなさんが住む札幌は、東日本に位置しており、ご存知の通り「通夜ぶるまい」があり、その分西日本と比べ香典の相場は若干高いです。
一番大事なのは故人を偲ぶ気持ちです。札幌の香典の相場は上記の表を参考にしてみて下さい。

香典は「目上に薄く、目下に厚く」

香典は「目上に薄く、目下に厚く」と言われています。香典は、故人に対するお悔やみの気持ちだけでなく、残された遺族の生活を助けるという扶助の気持ちを表すものでもあります。
自身よりも、年齢や立場が低い人には多めに、自分よりも上の人には少なめでいいとされています。

香典を持っていくのは通夜?葬式?

通夜か葬儀のどちらかにしか参列できない場合は別として、どちらにも参列する場合、どちらに持っていくかで悩む方も多いと思います。
基本的に通夜でも葬儀でもどちらでも構いません。しかし、急の不幸で通夜もその直後の場合は、取り急ぎ駆けつけた弔問ということで、香典は持参せず、お悔やみの言葉だけにして、葬儀の際に香典を渡すのがいいと思います。突然のことなのに用意していたという感じを与えないように心がけましょう。
通夜で渡す場合は、受付で「このたびは御愁傷様でございます。御霊前にお供えください」とお悔やみの言葉を述べながら香典を差し出し、受付があれば記帳します。受付がない場合は、自分で祭壇に備えます。

お香典は新札を使ってもいいか?

香典には新しいお札を入れてはいけないとよく言われます。これは上記で書いたのと同様に用意していたという感じを与えないことが大切です。
なので、新札しか手元にない場合は、一度真ん中で折り目をつけたりお札の隅を軽く折り曲げるなどの配慮をしてください。
換金してまで用意する必要はありませんが、少しの気遣いが大事になります。

葬儀の夫婦の参列の金額は?

香典は夫婦二人で参列するからといって、多めに包む必要はありません。
ただ、夫婦で参列するという方は、故人との関係性も深い間柄かもしれません。その場合は、その関係性に応じた金額を包むようにします。
同様に子供が、一緒に参列する場合も同じです。
乳幼児などがいる場合、無理に参列することはありません。事前に「帰ってご迷惑になるといけないので」と辞退するのもマナーです。

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