札幌在住の人が知っておきたい葬儀マナー ~弔電について~

突然の訃報を受け、本来は通夜や告別式に参列し、故人や遺族に哀悼の意を伝えたいところですが、
様々な理由でどうしても参列できない場合に、お悔やみの気持ちを伝える方法の一つとして弔電があります。
今回は知っておきたい、弔電を送る際のマナーについて紹介していきます。

タイミングと送付先

弔電を送るタイミングは、一般的には葬儀の前日までに届くように手配します。前日に間に合わない場合でも、葬儀が始まる前には到着するように、開始時刻を確認しておきましょう。
明らかに葬儀に間に合わない場合は弔電は控え、後日お悔やみのお手紙を送ると良いでしょう。
<宛先> 葬儀が執り行われる住所宛(斎場やお寺、ご自宅など)
<宛名> 喪主宛。喪主のフルネームを記載しますが、万が一喪主名がわからない時は、
「〇〇家 ご遺族様」と記載します。

敬称や忌み言葉にご注意

<敬称>
喪主と故人の間柄によって変化し、一般的に以下のような敬称を使用します。
・祖父母:ご祖父様、ご祖母様
・実の父母:ご尊父様・お父上様、ご母堂様・お母上様
・夫の父母:お舅様、お姑様
・妻の父母:ご外父様・ご岳父様、ご外母様・ご岳母様
・夫、妻:ご主人様・旦那様、ご令室様・奥方様
・息子、娘:ご令息様・ご子息様、ご令嬢様・ご息女様

<忌み言葉>
忌み言葉とは不幸や死を連想、または直接表現するものや、不吉なイメージを与える数字を指します。
弔電の文章には、これらを使用しないよう十分に注意しましょう。
・「重ね重ね、たびたび、ますます、再三、再び」など不幸が繰り返すことを連想させる言葉
・「苦しむ、浮かばれない、消える、4、9(数字)」など不幸を連想させる言葉

<例文>
・突然の訃報を受け、悲しみに堪えません。弔問のかなわぬ非礼を深くおわびするとともに、遠方より謹んで哀悼の意を表します。
・お元気だった頃のお姿ばかりが目に浮かびます。どうか安らかな旅立ちでありますよう、心よりお祈り申しあげます。
・〇〇様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。どうかご遺族の皆様もお力落としのないようご自愛ください。
故人の安らかなるご冥福をお祈り申しあげます。

まとめ

弔電以外にも弔意を伝える方法はありますが、遺族の方は葬儀の準備などで忙しいため、電話でのお悔やみは避けるようにしましょう。
葬儀の不明点であれば斎場へ問い合わせすることができます。
また、弔電は電話やインターネット、郵便局などを通して簡単に手配することができますが、故人が親しい間柄の場合は、
できるだけ後日改めて弔問するようにしましょう。

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