故人の生き様を象徴する個性的な「無宗教葬」も、近年では増加傾向に
直葬
直葬は、葬儀・告別式などの儀式は行いません。
亡くなった当日に近親者で別れの時間を過ごす場合でもあれば、火葬場の炉の前で故人とのお別れのみをする形もあり、「火葬式」とも呼ばれています。
宗教的な儀式を行わないため、宗教との結びつきは弱いですが、炉に入る前に僧侶に読経をしてもらう場合もあります。
入院が長かった方などは、故人の遺志や家族の希望により、直接火葬場へ行くことを避け、一度自宅へ帰られるケースもあります。
音楽葬
読経などを行わず、故人が好きだった曲や思い出の曲を式の中に取り入れる葬儀のことを言います。BGMとして流すだけではなく、楽団が演奏する場合もあり、その楽団の演奏費用を含んだプランを提供している葬儀会社もあります。
生音楽を愛した故人の仲間たちが結集して演奏する場合もあり、非常に心温まる雰囲気を演出することができるでしょう。
ただ新しい形式の葬儀ですので、特に年配の親族の方に理解されにくいこともあるそうです。
葬儀業界も葬儀を行う方々の様々な要望にできるだけ対応しようとしています。
比較的自由で形式に囚われない葬儀を希望する方への対応も増えていますが、葬儀社によって対応できる内容も料金も様々ですので、依頼をする際は注意が必要です。