前回の「終活」の記事でエンディングノートのご紹介をさせて頂きました。大切な方へのメッセージを生前に文字で残す方法です。
今回ご紹介するのは、エンディングムービーです。
エンディングノートとは違い、大切な人へのメッセージを映像で残すことができます。
映像は様々な場面で用いられています。
例えば、結婚式などのお祝い事や施設紹介や商品販売などの企業アピールなどで使われています。
最近では、会社採用に動画を用いるなど多岐にわたり映像が使われています。
確かに文字で認識するよりも映像で認識する方が、見る人たちの心をキャッチしたり思いが伝わりやすのかもしれません。
今回は、終活の一環として葬儀で使う「エンディングムービー」をご紹介します。
残された人へのメッセージ
エンディングムービーは、生前に、動画を撮影してDVDに記録するものです。
そのDVDをご自身の葬儀で流し、大切な人へのメッセージや感謝の気持ちなどを映像で伝えることができます。
例えば、残された人たちへ一人一人メッセージを残したり、
大切な人との思い出の地を訪れて思い出を語ったり、
自身のルーツを辿る旅形式で撮影したりと内容は自由です。
一番は、ご自身が誰にどのように伝えたいかということが大切です。
残された人も、葬儀でただ悲しみに暮れるのではなく思い出を共有しながら、故人を偲んだ良い葬儀が執り行えることと思います。
エンディングムービーの相場
映像の価格は撮影時間、編集時間がどれだけかかったで金額が決まります。
短いメッセージの映像であれば、5万円〜10万円くらいが相場です。
10分くらいの長編になれば撮影時間、編集時間に比例して料金が変わってきます。
イメージと予算のすり合わせをしながら、相談して決めるのがいいと思います。
エンディングムービーをご希望の方は、まずは葬儀社に相談するのがいいでしょう。。
近年葬儀の形態は多種多様なってきており自由度が増しています。
昔は、遺族の意向が強い葬儀が主流でしたが、葬儀は「故人を偲ぶ」場です。
故人の意向を反映させる葬儀を執り行うことが良い葬儀だと思います。
生前に、残された人のことを考え良い葬儀となるよう考えておくのも、
残された人たちへの恩返しなのではないかと感じます。