震災直後の札幌で考える「終活」②

遺言書

相続については後々に家族間で争いにならないよう、遺言書を準備しておくとよいでしょう。
遺言書は法的な効力を持たせるため専門家に依頼する必要があります。
費用や時間はかかりますが、残された家族が仲良く過ごせるための大切な準備です。

エンディングノート

エンディングノートは遺言書とは違い、好きなことを自由に書き綴るノートです。
上記に挙げた葬儀、介護や医療の要望なども記載しておくとよいでしょう。
友人の情報を記載しておくと葬儀の連絡時にも困りません。
子世代へアンケート調査を実施したところ、おおよそ6割の方が葬儀やお墓のことを書き残してほしいと考えているという結果がみられました。
他には、人生の軌跡や、大切な人へのメッセージを書き記すのもいいかもしれませんね。

エンディングノートは一度書いたら完成ではありません。
時間が経過することで内容にも変化が出てくると思いますので、時々見返して最新の情報に更新しましょう。
また、書き方のルールはありませんが、法的な拘束力はありませんので注意が必要です。
内容によっては遺言書の方が適している場合がありますので、専門家に相談してみましょう。

終活の専門家

2回にわたって終活についてご紹介してきましたが、イメージはできても行動にうつすのはなかなか…という方には、
終活カウンセラー、終活アドバイザーという終活のサポートをしてくれる専門家がいらっしゃいます。
セミナーなどに参加すると終活が今よりもっと身近なものに感じられるかもしれません。
終活に興味がわいてもっと詳しくなりたいという方は、思い切って終活カウンセラーの認定資格を目指してみてはいかがでしょうか。
ご自身のためになるだけでなく、たくさんの人の大切なお手伝いができるかも知れません。

「終活」は安心して人生の終焉を迎えるための準備活動です。
同時に、自分自身を見つめ直し、大切な人と向き合うことで、生きている今が充実する活動でもあると考えます。
大切なのはどう死ぬかではなく、どう生きるかです。
時間には限りがあり、終わりは誰にでも平等に訪れます。
その意識を少し高めるだけで、毎日の過ごし方が変わってくるのではないでしょうか。

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